8月26日(月)

 朝4時にセットしておいたはずのアラームがなぜか鳴らず、04時45分ごろ、ゲストハウスの夜勤のボーイさんのノックの音で起こされる。「Driver」。アンコール・ワットの日の出を見に連れてってくれる、トゥクトゥクの運転手 Porin さんが来た。真っ暗な道路を走り、3日間有効の観覧券を買う。ぼくは62ドルで買ったよ。

 なんていうんですかねえ、「なんか知らないけどすげえ」というというのが今日1日のトータルな感想。それと、誤解を恐れずに言えば、いわゆる「感動」という言葉では言えない体験が膨大なこと。自分の体験で感じた気持に言葉のレッテルを貼るのは嫌だ、という感じですよ。今日は曇りで鮮やかな日の出は見られなかったんですが、まあそれはいいですよ。ピクニックよりはよく歩いた。

 7時に夕ご飯を食べ、寝ちゃった。ただいま24時過ぎ。昨日とは別の店で、鶏肉と野菜を使った Lok-Lak という料理とビールで、あわせて4.5ドル。

 ぼくは、面白さの点ではアンコール・ワットよりもアンコール・トムのほうがぐっと来る。今日はお寺を5つぐらい回っただけだけど、とくにバイヨンとタ・プローム。インパクトあるもんね。バイヨンの「顔」のレリーフは有名のようだけど、アンコール遺跡群の寺院の中は順路が入り組んでいて、バイヨンは面白くてぐるぐる回っていたら、どこ歩いてんのかわからなくなっちゃった。これをゲストハウスの受付嬢に話したら、彼女もやっぱり迷子になったことがあるそうです。タ・プロームは圧巻というかなんというか、寺院のはずだが寺院に見えない。廃墟が膨大で、いったいこれは何ですか。

 朝04時に出発して、朝食はアンコール・ワットの中の食堂で、カレーのヌードルと珈琲、7ドル。昼ごはんはバイヨンを見たあと、やっぱりヌードルスープだが、春雨のようなもの。

 ともかくね、12時間、ゆっくり歩いてあちこちを体験。写真とヴィデオを撮ってきたので、言葉で説明するより画面を見てもらったほうがよくわかる。今夜は眠いので寝たがよいでしょう。

 この日は曇り空で、アンコール・ワットの日の出は拝めなかったんですが、早朝05時ぐらいから午後3時過ぎまでのこの日のぼくの行動を記録写真で追うことができます。スライドショーを作成しましたのでゆっくりご覧ください。それで、アンコール遺跡に興味を持った方は、どうぞ、出かけてみてください。やっぱり写真だけでは伝わらない現地の空気が膨大ですから。





8月27日(火)

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