韓国旅行記 ソウル スウォン 2010年3月

3月15日(月)

 成田15時半発、アシアナ航空、18時10分ごろ韓国、インチョン空港着。ほぼ定刻。ソウル、チョンノサンガ駅着、20時20分過ぎ。その後、予約を入れておいたホテルを探して夜のソウルを1時間歩き回る。

 ホテルの部屋に巨大な壁掛けテレビがある。好奇心でつけてみると、Chacharelという女性下着メーカーのCM?いま韓国時間で夜11時ごろ。ブラジャーとパンティをつけた首のないマネキンがたくさん並んで、お姉さん2人が宣伝してますが、スケスケのパンティのお尻のほうから手を入れたり、前をさすったり、ブラジャーの中のパットをめくって見せたり、なにやってるんですか。韓国語がまったくわからなくて画面を見てる分にはずいぶんポルノチックですよ。エロティックな魅力のために、公然と、悪びれず、やってるように見える。

 インチョン空港からキンボ空港まで、空港鉄道という直通列車に乗るのは簡単だった。漢字で「空港鉄道」と書いてあって、矢印どおりに歩けばよかった。キンボ空港駅まで、所要時間は30分。ここでトイレを済ませて(なにしろ初めての訪問、韓国語もわからないし、文字も読めなくて鉄道に乗っているわけで、飛行機を降りた時点から2時間後にソウルに着くかどうか、やってみないとわからない。ゆとりが肝心なんです)、キンボ空港駅で降りて、地下鉄5号線に乗り換え、ここからソウルの中心街まで40分ぐらい。途中から電車が混みだした。都心に近づいているらしい。チョンノサンガ駅で降りる。地下鉄は1号線から9号線まである。5号線はブルーの電車、というようにはっきり色分けされていて、わかりやすい。ただし、チョンノサンガ駅は、地下鉄5号線と1号線(オレンジ)と両方にあり、ぼくが予約しておいた「サエリム ホテル」は、1号線のほうのチョンノサンガ駅のひとつ手前の、ジョンガク駅までのあいだにある。そのあたりは「仁寺洞」というところだというのが、日本で調べておいた知識。「にんじどう」と読んでいた。韓国語で「インサドン」。こちらに来てみてわかった。ソウルの街のど真ん中ですが、「サエリム ホテル」は小さなビジネスホテルです。おまわりさんにジョンガク駅の方向を聞いたり、セブンイレブンで弁当とビールを買って、ついでに道を教えてもらったりして、ようやく見つけ出しました。

 小規模ですが非常に行き届いたホテルで、部屋は6畳ほどの広さ。床暖房。シャワーはあるけどバスタブがない。無料の有線LANがあります。落ち着いて過ごせる。寝泊りには充分。韓国は電圧が日本より高い区域があって、このホテルも220ボルト。日本で買い込んでおいた変圧器を使う。

 夜の到着で、街の感じは銀座に似ていた。セブンイレブンのお兄さんが簡単な日本語がわかって、地図を印刷してくれて、それを見ながら歩いていると、体の左側のほうから、明るい男の声で「日本人!」と呼びかけられた。日本語が上手なお菓子屋さんのお兄さん、蚕の繭のような色と形の、マシュマロの変種のような食べ物を売っている。ひとつ食べさせてくれた。ほのかに甘い。上品な味です。「クルタレ」とか「ヨンスヨム」とか書いてある。「龍のひげ」という茶菓子です。蜂蜜をわたあめのようにああしたり、こうしたりして作っているらしい。お土産用6箱セットで24000ウォン。

 やれやーれ。無事到着。寝ますか。



3月16日(火)

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